機首を上げ続けて迎え角が増していくと・・・?

[Aerodynamics:空気力学]

こんにちは! 須永です!

あの~~~、ふと思ったんですけど、

私の名前「須永」なんですが、

なんかつまんなくないですか?

須永であることには間違いでもなく

紛れもない事実なんですが・・・

それ以下でもそれ以上でもないというか、

なんかインパクトがないですよね?

私が今、発信している活動内容が

一瞬で伝わるような呼び方がないかなあと

思っているんですね。

例えば、

” YES! ” と来れば次に続くのはあれじゃないですか?

” 高須~~クリニック!!”

何て言うんですかあ、

キャッチコピーですかあ。

そんなのあったら・・・

「あー!あの 須永 ね~~」みたいな。

で、ちょっと考えてみたんですよー、恥ずかしいんですが。

☆ FAA パイロット筆記テスト合格請負人

☆ FAA パイロット筆記テスト突破アドバイザー

☆ FAA パイロット筆記テスト合格への水先案内人

どれも長ったらしいですよね~!?

でも、水先案内人て英語で言えば PILOT だし、

そこまで先導してくれるイメージも湧くので

これは使ってもいいかなと。

そこから、思い切ってそぎ落として

☆ パイロットライセンスへの水先案内人

なんてのはどうかな?って落ち着きました。

ということで、

今後、私、須永は

「パイロットライセンスへの水先案内人・須永です!」

と名乗ることに決めました。

もっとしっくりくるものが見つかれば

あっさり乗り換える可能性は大いにありますが、

パイロットライセンスへの水先案内人・須永

でいきたいと思います。

よろしくお願いします!

(まだ少し長い気はしますが・・・笑)

では、気持ちを切り替えて

今日のお勉強に入りましょう!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昨日お話しした

迎え角 Angle of attack(アングル・オブ・アタック)

について少しおさらいをしてみましょう。

翼の前縁 Leading Edge (リーディング・エッジ)と

後縁 Trailing Edge (トレイリング・エッジ)を

直線で結んだ線を翼弦線 Chord Line (コードライン)という。

この辺はもう頭に入っていますか?

OK! いいですね!

もし、まだ整理されていなのであれば、

ここでしっかり頭に叩き込んでから

先に進むようにしてくださいね。

では、その Chord Line (コードライン)と

相対風 Relative Wind (レラティブ・ウインド)が成す角が

迎え角 Angle of Attack (アングル・オブ・アタック)である。

大分、整理されてきたんじゃないですか?

いいですね!

で、ここまでのことを説明するために

便宜上、図1のようになってしまうのですが、

この相対風 Relative Wind (レラティブ・ウインド)の部分

左からの矢印⇒になっていますね?

図1

まあ、この名前も「風」という字を使っているので

勘違いの元になりかねないのは仕方ないんですが、

実際は左から風が吹いているのではなく、

機体が右から左へ移動しているんですよ。

機体(翼)が移動(前進)することによって

前方にある空気と衝突しているということを

理解してほしんですね。

ちょっと頭こんがらがりそうですが、大丈夫ですか?

はい。

では、先に進みます。

飛行機というのは三次元の空間を移動しているわけです。

上下左右に動きますよね。

上昇するには操縦桿を手前に引いて機首を上げます。

機首が上がると迎え角 Angle of Attack (アングル・オブ・アタック)は

どうなりますか?

はい。そうです!

もちろん迎え角 Angle of Attack (アングル・オブ・アタック)は

大きくなりますね。

じゃ、それは一旦置いておきましょう。

揚力が発生する原理の話は覚えていますか?

翼上面を流れる空気は翼下面を流れる空気よりも

速く流れるんでしたよね?

(ベルヌーイの定理)

流体の速度が速くなる部分は圧力が下がります。

これによって翼上面側と翼下面側の間に

気圧差が生じるわけですよね!?

で、気圧の高い翼下面側から気圧の低くなった翼上面側に

押し上げの力(揚力)が働くことによって

飛行機は空中に浮かび上がる。

ついてきてますか?

大丈夫ですよね!?

このように通常の飛行中では

翼上面も翼下面もそれぞれの表面上 Surface (サーフェイス)を

空気がぴったりと沿って流れているんですよ。

図2

ここで迎え角 Relative Wind (レラティブ・ウインド)の話に

戻しましょう。

機首上げ操作を増し続けていった場合、

ある迎え角 Relative Wind (レラティブ・ウインド)を

超える点を迎えます。

そのある角度を超えると・・・

それまで翼上面を綺麗に流れていた空気が

剥離(気流が乱れる)を起こしてしまうんですね。

構造的な臨界迎え角があるんです。

英語では

Critical Angle of Attack

(クリティカル・アングル・オブ・アタック)です。

気流が乱れることで揚力が激減して

急速に高度が落ちていってしまうんです!

怖いですよねー!

この主翼の気流が剥離した状態を

失速 Stall (ストール)と呼びます。

前述のように臨界迎え角(Critical Angle of Attack)は

構造的によるものです。

つまり、機種によってバラバラなんです。

気流が剥離するかしないかが問題なので

機体の総重量の違いによって変わるものでは

ありませんよ!

ここ重要です!!

それから、飛行できる最小の速度を失速速度といいます。

それを下回れば失速 Stall (ストール)に陥ってしまいます。

失速速度についても低高度飛行中と高高度飛行中で

失速速度が変わるなんてこともありません。

(速度計が示す指示対気速度の値についてですが・・・)

実は、速度は指示対気速度と真対気速度があって

真対気速度は飛行高度によって値は変わります。

詳しくはその時が来てからということで!

どうですか?

今日もお腹いっぱいって感じになりましたよね!?

それともまだ余裕ですか?

まあ、先は長いですから

少しずつ着実に消化していってくださいね!

じゃ、練習問題をやって終りにしましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Q :  The angle of attack at which

ジ アングル オブ アタック アット フィッチ

an airplane wing stalls will

アン エアプレーン ウイング ストールズ ウィル

A :  increase if the CG is moved forward.

インクリース イフ ザ シージー イズ ムーヴドゥ フォワード

B :  change with an increase in gross weight.

チェンジ ウィズ アン インクリース イン グロスウェイト

C :  remain the same regardless of gross weight.

リメイン ザ セイム リガードレス オブ グロスウェイト

※ CG とは、Center of Gravity(重心)

問:失速を起こす迎え角は

A:重心が前方に動いたら大きくなる

B:総重量が増えれば変わる

C:総重量には関わらず同じである

正解は?

C です!

はーい! (^O^)/

どうもお疲れさまでした。

今後もたくさんの専門用語が出てきますが、

一度日本語で理解してしまえば

英文問題もなんとかなります。

私は大学には行っていません。

そんな私にもできたんですから

大丈夫ですよ!

一歩一歩進んでいきましょう!

今日も最後まで読んでいただき

ありがとうございます!

ではまた!

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