[FAR : 連邦航空規則]
パイロット免許への水先案内人
須永です!
前回は、
Accident and Incident Notification
(重大事故と安全飛行に影響のある出来事の通知)
についてお話しさせていただきました。
重大なアクシデントは
NTSB に即刻通知と
10日以内の報告書提出が
必要であること。
また、インシデントには
通知義務があるものと
そうでないものがあり、
報告書については
要求された場合に限るなど
整理して覚えていただけましたか?
今回は、
Change of Address (住所の変更)
についてお話したいと思います。
今回はとても単純な規則です。
あなたが引っ越しをして
住所が変わりましたら
引っ越し後、30日以内に
FAA に知らせる必要があるのです。
CHANGE OF ADDRESS
Report new address within 30 days
CHANGE OF ADDRESS
:住所の変更
Report new address within 30 days
:報告する 新しい住所を 30日以内に
Airmen Certification Branch
(日本語にすると航空従事者認証支部といった感じでしょうか)
に届け出なくてはいけません。
さもなければ、
あなたのパイロット証書の特権を
これ以上行使することはできません。
FAA は、あなたがどこに
在住しているのかを把握しておきたいのです。
FAA からの通知は封書で送られてくるためなんですね。
あなたに与えられた猶予は30日間ですよ。
もし住所変更があった場合、
オンラインで知らせることができます。
FAA.com のサイト内の
“change of address” から
インストラクションに従って
手続きを行ってください。
同じページ内に郵便住所が
記載されていますので、
郵送で伝えたい方は
こちらを利用してください。
https://www.faa.gov/licenses_certificates/airmen_certification/update_address/
今回はこれだけですので
一つだけ練習問題にトライしてみましょう!
・・・・・・・・・・・・・・・
Q : If a certificated pilot changes permanent mailing address and fails to notify the FAA Airmen Certification Branch of the new address, the pilot is entitled to exercise the privileges of the pilot certificate for a period of only
A : 30 days after the date of the move.
B : 60 days after the date of the move.
C : 90 days after the date of the move.
If a certificated pilot changes permanent mailing address and
:もし認定パイロットが恒久的な郵送先住所を変更し
fails to notify the FAA Airmen Certification Branch of the new address,
:通知しなかった場合 FAA 航空従事者認証支部に 新しい住所を
the pilot is entitled to exercise the privileges
:パイロットは権利を有します 行使すること 特権を
of the pilot certificate for a period of only
:パイロット証明書の ある期間のみ
30 days after the date of the move.
:30日間 引っ越した日から
60 days after the date of the move.
:60日間 引っ越した日から
90 days after the date of the move.
:90日間 引っ越した日から
・
・
・
自力で回答してから音声を聞いてください。
はい。どうでしたか?
何てことなかったですよね。
以上をもって、
プライベートパイロットを目指す
あなたにとって、
連邦航空規則の中で
特に FAA に対して必要とされる内容は
全て網羅したことになります。
はい、そうです。
今日で FAR のカテゴリーは終了です。
長かったですか?
意外に終わってみると
そうでもなかったですか?
私自身が一番
ほっとしているかも知れません。
当時から苦手意識があり
改めて学習し直してみて
その感覚は変わっていないようです。
いずれにしても規則は
覚えるしかありませんから
コツコツとやっていってください。
さて、
プライベートパイロットへの座学も
残すこと
Cross-Country
Aircraft Performance
Weight & Balance
の3つのカテゴリーとなりました。
これから終盤戦に入っていきます。
引き続き頑張っていきましょう。
ということで、今回は以上となります。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます!
ではまた!