[Aerodynamics:空気力学]
こんにちは!
パイロット免許への水先案内人・須永です!
今年は早くもエアコンを使い始めています。
ところがですよ!
私の寝室 兼 仕事部屋(机とPCがあるだけですけどね)の
エアコンが何日か前からご機嫌斜めなんです。
今週末は電気屋さんに行かなくてはなりませんね。
修理にしても買い替えにしてもピーク時だったら
「〇〇日まで工事の予約で一杯です。」
なんてことになるのが目に見えていますからね。
まあ、今で良かったなと思うようにしています。
さて、前回は荷重倍数(Load Factor)とは
どういうものかという説明をさせていただきました。
飛行機が操縦操作や突風などで受ける力が、
その飛行機の重量の何倍であるかを表すもので
水平飛行の場合は+1となる。
1Gということですね。
大丈夫ですか?
では、今回は飛行機のターン時において
一体どれ位の荷重がかかるものなのかを
具体的に算出できるようになりましょう!
ということで、計算方法を覚えていただきます。
計算なんて苦手だという方、
大丈夫です!
掛け算だけですから。
Total Load = Weight × Load factor
総荷重 = 重量 × 荷重倍数
これだけです。
Load Factor Chart という表があります。
これは、機体のバンク角によって
どれ位のGが掛かるのかを表しています。
バンク角60°のとき
ちょうどGは2になります。
乗員には体重の2倍の力が
掛かることを意味しています。
体感的には、2Gって結構な力ですよ。
戦闘機のパイロットは9Gに耐えているといいますから
身体への負担は半端ないはずです。
本当、凄いと思いますね。
筆記テストでは、どんな問題が出るのかというと
重量が3,300ポンド(lbs.)の機体が
30°でターンを行った場合、
総荷重はいくつになりますか?
という感じですね。
表を見るとバンク角30°の時のLoad Factorは
約1.2Gですね。
Total Load = Weight × Load factor
の式に当てはめてあげるだけですよ。
Total Load = 3,300 × 1.2
Total Load = 3960 ポンド(lbs.)
となります。以上です。
簡単ですよね?
ただし、重量の単位はポンド(lbs.)を
使用しますので注意してくだいね。
ちなみに1ポンドは453.592グラムです。
本当に単位の違いって面倒ですね。
でも、飛ぶためには必要なので
少しずつ慣れていきましょう。
では、次の問題はどうでしょう?
重量が4,500lbs.の機体が45°でターンをしています。
総荷重は?
表からバンク角45°の荷重倍数は約1.4Gですね。
ということは
Total Load = 4,500 × 1.4
Total Load = 6,300lbs.
となります。
本当にこれだけです。
ということで練習問題にトライしてみましょう!
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Q : (Refer to figure) If an airplane weight 2,300 pounds,
what approximate weight would the airplane structure
be required to support during a 60° banked turn
while maintaining altitude ?
A : 2,300 pounds.
B : 3,400 pounds.
C : 4,600 pounds.
(Refer to figure):図を参照してください
If an airplane:もし 飛行機
weight 2,300 pounds:重量2,300ポンド
what approximate weight:どれ位 約 重量
would:なるだろう
the airplane structure:飛行機の構造
be required:要求される
to support:支えるため
during a 60° banked turn:の間 60°バンクにされたターン
while maintaining altitude:の間 維持している 高度
・
・
・
自力で答えを導き出してから
音声を聞いてください。
はい。いかがでしたか?
とてもシンプルですよね!?
これであなたは荷重の算出方法を
マスターしたことになりました。
プライベートパイロットに求められる
知識はこのレベルですので
自信を持ってこのまま
進んでいきましょう!
ということで今回は以上となります。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます!
ではまた!
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