アルティメーター(Altimeter)って?

[Flight Instruments:航空計器]

こんにちは!

パイロット免許への水先案内人・須永です!

恐ろしいくらいの忙しさに

時間を本業に奪われている4月ですが、

残り1週間となりました。

大きなトラブルもなく

売り上げ目標をクリアできそうな所まで

来ることができました。

周りの人たちの支えのおかげですね。

本当に感謝しています。

同僚も含めて、同業者に

今何がしたいですか?と尋ねれば

ほとんどの人が

眠りたいと答えるはずです。

もうひと踏ん張りですので

頑張りますよ!

さて、前回は

高度計・対気速度計・昇降計について

お話しました。

これらの計器は内部に

空盒(くうごう)と呼ばれる

敏感な圧力受感部を持つ

一種の圧力計で

空盒計器と呼ばれています。

空盒計器のうち

高度計(Altimeter)は

飛行機がどれくらいの高さにいるかを示します。

この計器に組み込まれている空盒は

アネロイドとも呼ばれることもあり、

非常に薄く繊細な金属製の空き缶なんですね。

空盒内部と周囲の圧力差が変動することで

缶が膨らんだり縮んだりするように

できているんですね。

この缶が変形する量を拡大して針を

回転させて表示します。

高度計は通常、3本の指針により

高度を指示されますよ。

長針は100フィート単位、

中針(太い針)は1,000フィート単位、

短針(細い針)は10,000フィート単位で

気圧高度を指示してくれんですね。

針の説明を文字ですると

時々混乱することがあります。

10,000フィート単位を表す短針は

計器によっては延長されて先端に

逆三角形がついた形のものがあるのです。

ですから、短針と共に細い針という表記にしました。

写真を見ながらの説明をしておきますね。

上の写真は

細くて逆三角形の付いた針と

一番太い針はほぼ0を示していますね。

長針のみが1を指しています。

ということは10,000 ft(フィート)× 0

1,000 ft(フィート)× 0

100 ft(フィート)× 1

となり100 ft(フィート)となります。

次の写真は

まず、一番細い逆三角形が付いた針(10,000 ft単位)は

0と1の間にあります。

二つの数字の間にある場合小さい方の数字を

用います。

このケースでは、10,000 ftの単位は0となります。

次に太い針(1,000 ft単位)は1と2の間にありますね?

ということは小さい方の1を用いるので1,000 ftです。

最後に長針(100 ft 単位)は8を指しているので

800 ftですね。

つまり、1,000 ft + 800 ftで

1,800 ftということになります。

もう一つ見ておきましょう。

まず、一番細い針は0と1の間です。

10,000 ftに達していないということですね。

次に太い針は2と3の間に来ています。

つまり、2,000 ftとなります。

最後に長針は7を指しています。

ということは700 ftです。

よって、この高度計は2,700 ftを

指示しているということなんです。

簡単ですよね!?

ちなみに1 フィートは約0.3メートルです。

少しずつ慣れていきましょうね!

ところで、筆記テストでは

この高度計は何フィートを示していますか?という

問題が出されます。

サービス問題といってもいい位のレベルですので

読み間違いのないようにしましょうね。

では、練習問題にトライしてみましょう!

慣れるために今日は3問に挑戦ですよ!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Altimeter 1

Q1 :  Altimeter 1 indicates

A :  500 feet.

B : 1,500 feet.

C :  10,500 feet.

Altimeter 2

Q2 :    Altimeter 2 indicates

A :  1,500 feet.

B :  4,500 feet.

C :  14,500 feet.

Altimeter 3

Q3 :   Altimeter 3 indicates

A :  9,500 feet.

B :  10,950 feet.

C :  15,940 feet.

自力で答えを導き出してから

音声を聞いてください。

どうでしたか?

簡単でしたよね?

その調子でこれからも

頑張っていきましょう!

今日も最後まで読んでいただいて

ありがとうございます!

ではまた!

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