Maintenance Responsibilities (整備責任)

[FAR : 連邦航空規則]

パイロット免許への水先案内人

須永です!

 

前回は、

Preflight Planning (飛行前計画)

についてお話しさせていただきました。

飛行計画を立てるためには

そのフライトに関わる

多くの情報を集めて

精通することの大切さを

理解していただけましたか?

回は、

Maintenance Responsibilities (整備責任)

についてお話したいと思います。

飛行前に実施されるものの一つに

プリフライトチェック

というものがあることはご存知の通りです。

パイロットはチェックリストに沿って

燃料やオイルのレベルなどを含め

一通り航空機の外周りをチェックして回ります。

これはその航空機がフライトに対して

安全なコンディションであるということを

最終的に確認するためのものです。

フラップ、エルロン、エレベーター、ラダー等の

可動する部分がしっかりと

取り付けられているか?

タイヤの状態は?

というように自分の目で確認していきます。

離陸を控えた航空機に乗り込む前に

その航空機が安全な状態であるということを

機長が確認しなければならないのです。

これらの確認の責任は機長にあるのです。

PILOT IN COMMAND

Responsible for determining aircraft in condition for safe flight

PILOT IN COMMAND

:機長

Responsible for determining aircraft in condition for safe flight

:責任がある 判定すること 航空機が安全な状態であること 飛行に向け

では、航空機が適切な整備を

受けていることに関しての

責任者は誰かというと・・・

所有者又は運営者となっています。

彼らの責任は

航空機を飛行に適した状態で

維持することになっています。

正しく整備されたことを

しっかり記録に取り

確認することも責任の中の一つです。

OWNER OR OPERATOR

Responsibility to

Maintain aircraft in airwothy condition

Confirm maintenance entries are made

OWNER OR OPERATOR

:所有者又は運営者

Responsibility to

:責任 ・・・すること

Maintain aircraft in airwothy condition

:維持する 航空機を 飛行に適する状態に

Confirm maintenance entries are made

:確証する 整備が記録されたこと

整備記録帳は一般的に

Aircraft logbookと呼ばれています。

所有者又は運営者は

このログブックへの記録も

正しく記入されていることを

確認することも責任とされているんですね。

どのような整備が施されたのか。

その航空機が整備後、

運航に戻るために適切な状態に

なっていることも責任として

確認しなくてはいけません。

それらをパイロットとして

確認したいのであれば、

プリフライトチェックの時

機内に搭載された書類を

チェックすれば良いのです。

TO DETERMINE AIRWORTHINESS

Preflight inspection

Review of maintenance records

TO DETERMINE AIRWORTHINESS

:はっきりさせるため 耐空性を

Preflight inspection

:飛行前点検で

Review of maintenance records

:吟味 整備記録の

<まとめ>

Maintenance Responsibilities (整備責任)

Preflight check の責任者

◎機長

◎飛行前、航空機が安全な状態か確認

◎目視の他、整備記録も確認可

Maintenance の責任者

◎所有者又は運営者

◎航空機を飛行に適する状態に整備維持する

◎整備記録を確証するあ

では、練習問題にトライしてみましょう!

・・・・・・・・・・・・・・・

Q1  :  The responsibility for ensuring that an aircraft is maintained in an airworthy condition is primary that of the

A  :  pilot in command.

B  :  owner or operator.

C  :  mechanic who performs the work.

The responsibility for ensuring that an aircraft is maintained

:責任は 確保すること 航空機が維持される

in an airworthy condition

:飛行に適する状態で

is primary that of the

:(責任は)主に ・・・にある

pilot in command.

:機長

owner or operator.

:所有者又は運営者

mechanic who performs the work.

:整備士 仕事を実行する

自力で回答してから音声を聞いてください。

・・・・・・・・・・・・・・

Q2  :  The airworthiness of an aircraft can be determined by a preflight inspection and a

A  :  statement from the owner or operator that the aircraft is airworthy.

B  :  logbook endorsement from a flight instructor.

C  :  review of the maintenance records.

The airworthiness of an aircraft can be determined

:耐空証明は 航空機の はっきりさせることが出来る

by a preflight inspection and a

:飛行前点検によって それと

statement from the owner or operator that the aircraft is airworthy.

:陳述によって 所有者又は運営者からの 航空機が飛行に適している旨の

logbook endorsement from a flight instructor.

:ログブックの裏書き フライトインストラクターからの

review of the maintenance records.

:吟味 整備記録の

自力で回答してから音声を聞いてください。

・・・・・・・・・・・・・・・

Q3  :  Who is responsible for determining if an aircraft is in condition for safe flight?

A  :  A certificated aircraft mechanic.

B  :  The pilot in command.

C  :  The owner or operator.

Who is responsible for determining

:誰の責任ですか 判定すること

if an aircraft is in condition for safe flight?

:航空機が安全な状態かを

A certificated aircraft mechanic.

:資格を与えられた航空整備士

The pilot in command.

:機長

The owner or operator.

:所有者又は運営者

自力で回答してから音声を聞いてください。

はい。どうでしたか?

飛行前の点検で

航空機の安全なコンディションを

判断するのは機長の責任で

そのコンディションを維持する責任は

所有者又は運営者にあるということを

押さえておいてくださいね。

今日も筆記テスト合格に向けて

また一歩前進できましたね。

引き続き頑張っていきましょう。

ということで、今回は以上となります。

今日も最後まで読んでいただいて

ありがとうございます!

ではまた!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする