[Airspace:空域]
こんにちは!
パイロット免許への水先案内人
須永です!
前回は、Military Training Routes
についてお話させていただきました。
ミリタリーのジェット機が
低空で高速飛行の訓練をするルートです。
もし、そんな場面に遭遇したら
興奮すること間違いないですよね。
そのルートには
VR と IR の2種類があり
ルートナンバーの数字が3桁と4桁で
飛行高度が違うということでしたね。
もうばっちりですか!?
OK!
今回は、
TEMPORARY FLIGHT RESTRICTIONS
(一時的な 飛行 制限)
についてのお話となります。
政府は時々一時的な飛行制限を
かける場合があります。
本当に一時的で、これまでの
RESTRICTED AREA のように
永久的に存続するものではありません。
必要に応じて
TEMPORARY FLIGHT RESTRICTIONS
(略して TFR)
を設置するのです。
TEMPORARY:一時的な
FLIGHT RESTRICTIONS:飛行制限
理由としては、
大統領・副大統領のような
公人を守るためであったり、
ロケット打ち上げ時に周辺エリアの
安全を確保するため
又は、大規模な火災の発生時に
消火活動に当たっている航空機の
活動の妨げにならないように
規制エリアを設けるのです。
これらの規制エリアに
違法に入ってしまうと
マジで問題になってしまいますので
注意してくだいね。
飛行計画を立てる段階で
コース上に TFR がないか事前に
確認が必要です。
FSS (Flight Service Station) との
ウエザー・ブリーフィングの際に
そういった情報は提供してくるはずです。
又は、FSS (Flight Service Station) の
ホームページからでも
NOTAM (Notice To Airmen) を
得ることはできますよ。
FSS (Flight Service Station) が
スポンサーの
DUATS というウェブサイトは
パイロットに対して、
ウエザーやフライトプランの
サービスを提供しています。
また、FSS (Flight Service Station) は
1800wxbrif というサイトも
ウエザーの他の情報も提供しています。
あるいは、
FltPlan.com というサイトからも
飛行に関する情報を得られますので
活用してくだいね。
さて、次のような
Airspace もありますよ。
国が地上の施設の保護のために
設置しているエリアです。
上図の破線の中に入ることを
避けるように求められているんですね。
このエリアのことを下のようにいいます。
NATIONAL SECURITY AREA (NSA)
Security for ground facilities
NATIONAL SECURITY AREA (NSA):国の 保護 エリア
Security:保護
for ground facilities:のため 地上の 施設
時には、完全に進入禁止に
されることもありますので
飛行計画の段かいでしっかりと
確認をしておきましょう。
まとめ
一時的に飛行制限を与える
TEMPORARY FLIGHT RESTRICTIONS
と呼ばれるエリアがある。
設定する目的
◎大統領・副大統領など公人を守るため
◎ロケット打上げなど宇宙活動の安全確保
◎消火活動中の航空機への妨げ防止のため
国が定めた保護区域の上空を
飛ぶことを避けるように求められる空域を
NATIONAL SECURITY AREA
という。
では、今回の練習問題に
トライしてみましょう!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Q:One of the purposes for issuing
a Temporary Flight Restriction (TFR) is to
A : announce Parachute Jump Area.
B : protect public figures.
C : identify Airport Advisory Area.
One of the purposes:の一つ 目的
for issuing:ための 出す
a Temporary Flight Restriction:一時的飛行制限
is to:するためです
announce:知らせる
Parachute Jump Area:パラシュート・ジャンプ・エリア
protect public figures:守る 公人
identify:見分ける
Airport Advisory Area:エアポート・アドバイザリー・エリア
・
・
・
自力で答えを導き出してから
音声を聞いてください。
はい。どうでしたか?
今回も簡単な問題でしたね。
日本でも総理大臣が地方を訪れる際も
その都市に交通規制が敷かれますよね。
地上だけではなく空にも
規制エリアが設けられるほど
アメリカという国には
パイロット免許を持つ市民が
多いということですね。
ということで今回は以上となります。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます!
ではまた!
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