[Airspace:空域]
こんにちは!
パイロット免許への水先案内人・須永です!
本業の方に時間を取られてしまい
久しぶりの投稿となってしまいました。
コンスタントなペースでなくて
本当に申し訳なく思っています。
書けるときには全力で取り組みますので
これからもよろしくお願いします。
では、早速始めて参りましょう。
前回はのクラスC(Charlie・チャーリー)内で
必要とされる機器などについてお話させていただきました。
2way-radio と Mode C Transponder の
二つが必須ということは
もう覚えていただけましたか?
クラスが上がっていくほど
交通量も増していくわけですから
その分安全確保のために必要になる
装備品も増えるということなんですね。
今回は、更にひとつ上のクラスである
クラスB(Bravo・ブラヴォー)の
説明に入っていきたいと思います。
Airspace Class Memory Aid
(空域) (記憶補助単語)
———————————————-
A(Alfa) Altitude
B(Bravo) Big
C(Charlie) Crowded
D(Delta) Dialogue
E (Echo) Elsewhere
G (Golf) Go for it
———————————————-
CLASS B(Bravo) Airspace
上記の記憶お助けワードとして
Big とあるように
そこには大きな空港があるんだと
イメージすることができますよね。
Chart(航空図)上では
濃いブルーのラインで表示されていますよ。
まず初めに覚えてほしいことは
このクラスB(Bravo)に入るためには
クリアランス(許可)が必要ということです。
クラスC(Charlie)までは
Transponder with Mode C など
必要な機器が装備されていることが
それぞれのクラスごとに決まっていて、
管制官とのコミュニケーションが
確立されていれば進入すること自体に
クリアランス(許可)は要りませんでした。
ところが、クラスB(Bravo)からは
クリアランス(許可)なく入ることは
できないのです。
というのも Big というくらいですので
クラスB(Bravo)が設置されているのは
超忙しい空港です。
例えば、ロスアンゼルス国際空港
ニューヨークJFK空港
シカゴ・オヘア空港などです。
誰もが知っているような国際空港ですよね。
交通量の多さをイメージすれば
クリアランス(許可)が下りないことには
勝手に進入などは出来ないということは
容易に想像がつくのではないでしょうか。
ちなみに、アリゾナ州の
フェニックス・スカイハーバー空港も
世界で12番目に忙しい空港ということで
クラスB(Bravo)が設置されています。
ということで、このフレーズを覚えちゃいましょう。
CLEARED INTO CLASS B AIRSPACE
クラスBへの進入を許可します(許可されました)
さて、このクラスB(Bravo)には
少なくとも一つの主要空港があり
その周辺にいくつかの第二空港が
点在していることがほとんどですね。
それぞれのクラスB(Bravo)は全て
大きさも形も異なります。
前述しましたが、
濃いブルーのラインで表示されています。
分かりやすいように境界線をマーカーで
なぞってみたのが下です。
ただ、Airway(航空路)と混同てはいけませんよ。
これも分かりやすく色分けしてみました。
ブルーが空域の境界線で
緑のマーカーがAirway(航空路)です。
もう少し近寄ってみましょう。
それぞれのエリアの Airspace(空域) の
Floor (床) と Ceiling (天井) の値が
示されていますね。
赤丸の中を見ると
Floor (床)が Surface (地表)からで
Ceiling (天井)が 9,000フィートMSL(海抜高度)
ということを表しています。
SFC は Surface (地表)のことです。
これは大丈夫ですよね。
90にはゼロを2つ付けて9,000
単位はフィートMSL(海抜高度)です。
以前にも Airspace の縦の範囲ということで
読み方は登場していますよね。
少し広範囲の Chart(航空図)を見ると
Primary airport(主要空港)から
離れるほど Floor が階段のように
上がっていますね。
筆記テストでは、
○○空港のクラスB(Bravo)の Floor は
いくつですか?と問われると思いますよ。
エリアの境界線の読み間違いさえしなければ
記載されている数字を読むだけですから
とても簡単ですよね。
では、今回の練習にトライしてみましょう!
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Q:(Refer to figure)
The floor of Class B airspace
at CHANDLER airport is
A : at the surface.
B : 3,000 feet MSL.
C : 4,000 feet MSL.
・
・
・
自力で答えを導き出してから
音声を聞いてください。
はい。どうでしたか?
今回の問題は難しい単語も
無かったと思います。
それから Airspace の floor や Ceiling を
問われる問題は以前にもありましたよね。
記載された数字にゼロを二つ付けて
フィートMSL(海抜高度)で答えるだけです。
注意することは指定されたエリアを
間違えないということですね。
しっかりと境界線を読み取れるように
しておきましょう。
はい。ということで今回は以上となります。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます!
ではまた!
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