[Airspace:空域]
こんにちは!
パイロット免許への水先案内人・須永です!
前回は、
Restricted Area (制限されたエリア)と
Warning Area (警告エリア)について
お話させていただきました。
どちらへも進入することは可能ですが、
武器を使った訓練区域ですから
余程のことがない限り近づかない方が
無難なエリアということでしたね。
さて、今回も軍に係わるエリアのお話となります。
MILITARY OPERATION AREA (MOA)
日本語にするとしたら
軍事行動区域でしょうか。
英語の専門家ではないので正解かどうかは
分かりませんが、
要するに軍が訓練している区域ですね。
Chart(航空図)では、
マジェンタのクシ状のラインで囲まれた範囲です。
下は BAGDAD 1 MOA という
MILITARY OPERATION AREA (MOA) です。
Restricted Area (制限されたエリア)や
Warning Area (警告エリア)と比べて
何が違うのかというと・・・
MILITARY OPERATION AREA (MOA)内では
武器の使用はしていません。
主に戦闘機の操縦訓練を行っているんですね。
もう古い映画になってしまいましたが、
トム・クルーズ主演の「TOPGUN」を観た人なら
分かると思います。
ドッグ・ファイトの技術を磨くための
操縦訓練です。
次に ALERT AREA というエリアも
覚えてしまいましょう。
「A-○○○」のようにそれぞれのエリアに
番号が付いていますよ。
この ALERT AREA が、どんなエリアかというと・・・
ジェット戦闘機パイロットの訓練生が
操縦訓練を行っているエリアなんです。
MILITARY OPERATION AREA (MOA) も
ALERT AREA もエリア内に進入するために
特に許可は必要とされていません。
自由にエリア内への行き来はできるんですよ。
ただし、自機の周りに軍用機がいないか
目視による最大の注意を払わなければいけませんよ。
それは軍用機のパイロットも同じ責任があります。
MILITARY OPERATION AREA (MOA) や
ALERT AREA を飛行する全てのパイロットは
他機との衝突を避けるために周りのエリアの
目視による監視が一番重要になっています。
ということで、今回の練習問題にトライしてみましょう!
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Q:What action should a pilot take
when operating under VFR in a Military Operation Area
(MOA) ?
A : Obtain a clearance from the controlling agency
prior to entering the MOA.
B : Operate only on the airways
that transverse the MOA.
C : Exercise extreme caution
when military activity is being conducted.
What action:どの アクション
should a pilot take:取るべき パイロット
when operating:の時 運行している
under VFR:のもとで VFR
in a Military Operation Area:の中 MOA
Obtain a clearance:得なさい 許可
from the controlling agency:から 管理機関
prior to:…より先に
entering the MOA:入る MOA
Operate:運行しなさい
only on the airways:だけ の上 エアウェイ
that transverse the MOA:横断すること MOA
Exercise:働かせなさい
extreme caution:最大の注意
when military activity:の時 軍の活動
is being conducted:実行されている
・
・
・
自力で答えを導き出してから
音声を聞いてください。
はい。どうでしたか?
今回は敢えて説明内に赤い英文フレーズを
書きませんでした。
それでも、日本語で内容を理解できていれば
十分解けるレベルの問題だってと思います。
正解できたら自信を持ってください。
もし、間違えてしまったとしても
あと3回くらい読み返してみたら
解けてしまうと思います。
大丈夫です。
コツコツとやっていきましょう。
はい。ということで今回は以上となります。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます!
ではまた!
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