Private Pilot Privileges (プライベートパイロットの権利)

FAR

 

[FAR : 連邦航空規則]

 

パイロット免許への水先案内人

須永です!

 

前回は、

High Performance and Complex Airplanes, Glider Towing

   (高性能で複雑な飛行機、グライダーけん引)

についてお話しさせていただきました。

 

プライベートパイロットの

ライセンス取得しましたー!

 

よっしゃー!

憧れのあの機体をレンタルして飛ぶぞ!

 

ちょっと待ってください。

その機体は、200馬力以上ありませんか?

もしくは、引き込み式ランディングギア

だったりしませんか?

 

これらの機体を機長として操縦するには

適切な座学と飛行訓練を受けた上で

インストラクターから

承認してもらってからでないと

飛べないということは

理解していただけましたか?

 

 

 

回は、

Private Pilot Privileges (プライベートパイロットの権利)

についてお話したいと思います。

 

通常、プライベートパイロットは

飛行した対価としてお金を得ることはできません。

 

お金を得ることができるのは

コマーシャルパイロットだからです。

 

つまり、運行にかかる経費は

自腹ということになります。

 

ただし、プライベートパイロットは

同乗者と運行経費をシェアすることができます。

例えば、

燃料やオイル代であったり、

空港使用料や飛行機のレンタル料金などについてです。

 

SHARE OPERATING EXPENSES

Fuel

Oil

Airport expenses

Rental fees

 

SHARE OPERATING EXPENSES

:共有する 運航経費

Fuel

:燃料

Oil

:オイル

Airport expenses

:空港使用料

Rental fees

:レンタル料金

 

 

ですので、出費に応じて

割り振って同乗者と共に

負担することが出来るのです。

 

ただし、

次のことは守らなくてはいけませんよ。

 

PAY PRO RATA SHARE

Pilots must pay equal share with passengers

 

PAY PRO RATA SHARE

:支払う 同じ比率で

Pilots must pay equal share with passengers

:パイロットは支払わなくてはいけない 均等に分けた額 乗客と

 

 

これは、

パイロットは皆んなで分けた金額より

比率の少ない金額で済ますことは

できないのです。

 

操縦を負担するのだからと言って、

その分金額面でパイロットが

少しでも得をするということは

規則的にやってはいけません。

 

 

ただし、例外があります。

料金を払って搭乗する乗客を

プライベートパイロットが乗せて

飛ぶことができることもあるのです。

 

それは政府が認める慈善団体の資金調達

または地域やコミュニティの資金を

調達するためのイベントの一環としての

フライトがそれに当たります。

 

当然ですが、

支払われたお金はパイロットの手には入りませんよ。

チャリティー団体の資金になるお金ですからね。

 

チャリティーのイベントであれば、

プライベートパイロットは

お金を払って搭乗する乗客を乗せて飛ぶことが出来る

この例外だけを筆記テスト対策として

覚えておいてください。

 

 

はい。今回も一点集中ということで

早速、練習問題にトライしてみましょう!

・・・・・・・・・・・・・・・

Q1  :  In regard to privileges and limitations, a private pilot may

 

A  :  not be paid in any manner for the operating expenses of a flight.

B  :  not pay less than the pro rata share of the operating expenses of a flight with passengers provided the expenses involve only fuel, oil, airport expenditures, or rental fees.

C  :  act as pilot in command of an aircraft carrying a passenger for compensation if the flight is in connection with a business or employment.

 

 

In regard to privileges and limitations,

:権利と制限に関して

a private pilot may

:プライベートパイロットは

not be paid in any manner for the operating expenses of a flight.

:支払ってもらえない いかなる方法でも 運航経費を

not pay less than the pro rata share of the operating expenses of a flight with passengers provided the expenses involve only fuel, oil, airport expenditures, or rental fees.

:支払うことは出来ない 乗客と均等に分けた比率より少ない金額を 燃料、オイル、空港使用料、レンタル料金などの運航経費について

act as pilot in command of an aircraft carrying a passenger for compensation

:機長として飛ぶことが出来る 乗客から賃金を得て

if the flight is in connection with a business or employment.

:もし、そのフライトが関係していれば ビジネスや仕事と

自力で回答してから音声を聞いてください。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

Q2  :  According to regulations pertaining to privileges and limitations, a private pilot may

 

A  :  not pay less than the pro rata share of the operating expenses of a flight with passengers provided the expenses involve only fuel,  oil, airport expenditures, or rental fees.

B  :  not be paid in any manner for the operating expenses of a flight.

C  :  be paid for the operating expenses of a flight if at least three takeoffs and three landings were made by the pilot within the preceding 90 days.

 

 

According to regulations

:規則に従って

pertaining to privileges and limitations,

:特権と制限に関する

a private pilot may

:プライベートパイロットは

not pay less than the pro rata share of the operating expenses of a flight with passengers provided the expenses involve only fuel,  oil, airport expenditures, or rental fees.

:支払うことは出来ない 乗客と均等に分けた比率より少ない金額を 燃料、オイル、空港使用料、レンタル料金などの運航経費について

not be paid in any manner for the operating expenses of a flight.

:支払ってもらえない いかなる方法でも 運航経費を

be paid for the operating expenses of a flight

:支払ってもらえる 運航経費を

if at least three takeoffs and three landings were made by the pilot within the preceding 90 days.

:もし、少なくとも3回の離陸と3回の着陸をそのパイロットが90日以内に実施していれば

自力で回答してから音声を聞いてください。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

Q3  :  What exception, if any, permits a private pilot to act as pilot in command of an aircraft carrying passengers who pay for the flight?

 

A  :  If the passengers pay all the operating expenses.

B  :  If a donation is made to a charitable organization for the flight.

C  :  There is no exception.

 

 

What exception, if any,

:何が例外ですか もしあるとすると

permits a private pilot to act as pilot in command of an aircraft carrying passengers who pay for the flight?

:認められる プライベートパイロットが機長として、お金を支払う乗客を乗せて飛行することを

If the passengers pay all the operating expenses.

:もし、乗客が全ての運航経費を支払うならば

If a donation is made to a charitable organization for the flight.

:もし、寄付されるなら 慈善団体に そのフライトによって

There is no exception.

:例外はありません

自力で回答してから音声を聞いてください。

 

はい。どうでしたか?

 

今回は、内容も短かったですし、

問題なく終了できたと思います。

 

その調子で引き続き頑張っていきましょう。

ということで、今回は以上となります。

今日も最後まで読んでいただいて

ありがとうございます!

ではまた!

 

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