[Airspace:空域]
こんにちは!
パイロット免許への水先案内人・須永です!
今回から空域(Airspace)について
お話していこうと思います。
Airspace
あなたの飛行機が飛び立ち
どこかの上空を飛行しているとき
あなたの飛行機は何らかの空域に
いることになるのです。
それぞれの航空機が勝手気ままに
自由に飛んだとしたら安全な交通は
保障されないことは容易に想像できますよね。
航空機が安全に飛行できるように
場所と高度に合わせて空域(Airspace) が
設けられているんです。
空域が細かく分けられている目的は
計器飛行(IFR) で飛んでいる航空機を
それぞれ接近しないように
安全な距離を保てるようにすることが
主な目的となっているんですね。
さらにその空域内に
有視界飛行(VFR) の航空機の飛行も
可能にするために細かく分けられています。
これが国際エアスペースシステムです。
世界中の民間機の全てが理解できるように
標準化したものですよ。
そのほとんどが Controlled Airspace です。
上の Controlled (コントロールド) は
Air Traffic Control のコントロールで
航空管制のことですね。
詳しくは、もう少し先にいってから
お話しますね。
さて、初めてこの Airspace System の
クラス分けの図を見たとしたら、
うわー!複雑!って思うかも知れませんね。
ざっくり、こんな感じ位で覚えるなら
直ぐに頭に入っちゃいますよ。
全部でクラスは
A・B・C・D・E・G の6つです。
では、一つずつ見ていきましょう。
それぞれのクラスのアルファベットの
頭文字を使った記憶補助の単語も
ありますので覚えやすいと思いますよ。
Airspace Class Memory Aid
A Altitude
A は Altitude を思ってください。
高度18,000フィート以上の空域は
全てクラスAとなりますよ。
一番制限が厳しいクラスです。
Airspace Class Memory Aid
B Big
B は Big を思ってください。
このクラスBのエアスペースは
Big Airport を抱えています。
A に次いで制限が厳しいクラスです。
Airspace Class Memory Aid
C Crowded
C は Crowded(混んでいる)を思ってください。
忙しい空港があり、その空域ではレーダー誘導を
受けて飛行することになり、管制官との交信が
必要ですよ。
Airspace Class Memory Aid
D Dialogue
D は Dialogue (対話)を思ってください。
クラスDにはコントロール・タワーがあります。
B にも C にも当然コントロール・タワーはありますが、
私たち小型機のパイロットにとって
管制官との交信はこのクラスDの
コントロール・タワーとのものが
初めての経験になるはずですよ。
Airspace Class Memory Aid
E Elsewhere
E は Elsewhere (どこか他の場所)を思ってください。
管制空域の中でA・B・C・D以外の場所がEということです。
Airspace Class Memory Aid
G Go for it
G は Go for it(頑張って)を思ってください。
なぜなら、クラスGは
アンコントロールド・エアスペースです。
管制されていない空域なので
誰とも交信する必要がないエリアなんですね。
はい。6つのエアスペースは
おおよそこんな感じの空域なんだなということを
分かっていただけましたか?
では、軽く練習問題にトライしてみましょう!
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Q:The airspace system designations
used throughout the United States
A : makes our airspace system more complex
than it is in other countries.
B : standardizes airspace classifications
with other countries.
C : separates all IFR and VFR operations.
The airspace system:エアースペースシステム
designations:指定したもの
used throughout the United States:合衆国全土で使われている
makes:なる
our airspace system:私たちのエアースペースシステム
more complex:より複雑
than it is in other countries:他の国のそれより
standardizes:標準化する
airspace classifications:エアースペースの分類
with other countries:他の国で
separates:分ける
all IFR and VFR operations:全てのIFRとVFRの運行
・
・
・
自力で答えを導き出してから
音声を聞いてください。
はい。どうでしたか?
ちょっと英文がややこしかったですね。
でも、あまり普段使うことのない
単語が出てきたというだけです。
練習問題で登場してきた単語は
時間をかけてでも覚えるようしましょうね。
飛ぶためですから頑張りましょう。
ということで今回は以上となります。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます!
ではまた!
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