Certification of Airmen (飛行士の認証)

[FAR : 連邦航空規則]

パイロット免許への水先案内人

須永です!

 

前回は、

Medical Certificates (健康診断書)

についてお話しさせていただきました。

3つのクラスがありましたね。

あなたが今目指している

プライベートパイロットには

3rd Class Certificate が必要です。

その有効期間は、

ばっちり覚えていただけましたか?

 

回は、

Certification of Airmen (飛行士の認証)

についてお話したいと思います。

パイロットライセンスには、

そのライセンスで操縦できる航空機の

カテゴリーとクラスが裏面に記載されています。

このサンプルでは

AIRPLANE SINGLE AND MULTIENGINE

(単発及び多発エンジンの飛行機)

とありますね。

ここでのカテゴリーとは、

操縦士資格の分類のことで

大きく4つに分けられた航空機は

それぞれ別の操縦士資格が

必要とされています。

AIRCRAFT CATEGORIES

1 Airplane

2 Rotorcraft

3 Glider

4 Lighter-than-air

AIRCRAFT CATEGORIES

:航空機の分類

1 Airplane

:固定翼機(飛行機)

2 Rotorcraft

:回転翼機(ヘリコプターやジャイロプレーンなど)

3 Glider

:グライダー

4 Lighter-than-air

:飛行船や熱気球など

Airplane は説明するまでもありませんよね。

Rotorcraft は

回転する翼を持つ航空機で

ヘリコプターやジャイロプレーンなどですね。

Glider は

エンジンを搭載していない滑空機です。

Lighter-than-air は

空気より軽いガスを利用して

浮かび上がる飛行船や

空気を温めて浮力を得る熱気球などです。

それぞれのカテゴリーは

さらに細別されたクラスがあります。

飛行機の例を挙げると下記のようになります。

AIRPLANE CLASSES (飛行機のクラス)

Single-engine land

Single-engine sea

Multi-engine land

Multi-engine sea

Single-engine land(陸上単発機)

陸上を離発着する飛行機で

エンジンを1つ搭載したものですね。

Single-engine sea(水上単発機)

水上を離発着する飛行機で

エンジンを1つ搭載したものです。

Multi-engine land(陸上多発機)

陸上を離発着する飛行機で

エンジンを2つ以上搭載したものですね。

Multi-engine sea(水上多発機)

水上を離発着する飛行機で

エンジンを2つ以上搭載したものです。

ROTORCRAFT CLASSES (回転翼機のクラス)

Helicopter

Gyroplane

回転翼機のクラスは上記の2つとなっています。

それぞれの説明については割愛させて頂きます。

Glider にはクラス分けはありません。

LIGHTER-than-AIR CLASSES (空気より軽いのクラス)

Airship

Free balloon

こちらもそれぞれの説明については

割愛させて頂きます。

ただこんなクラス分けになっている

ということだけ覚えておいてください。

さて、航空機を

さらに分けるとすると

型式になっていきます。

どのメーカーの

どのモデルかというようにです。

TYPES

MAKE

MODEL

TYPES

:型式

MAKE

:製造者 (社)

MODEL

:型・様式

例えば

セスナ172

シーラスSR22

のようにです。

ところで、

下の写真のは DC-3 という飛行機ですが、

この飛行機の機長として操縦に当たるには、

その機体を操縦するに

ふさわしい技量を示す

RATING (格付け) が必要なんです。

なぜなら規則では、航空機の総重量が

12,500ポンドを超える場合は、

その機体での適切な訓練を受けて

技量チェックにパスしていなければ

機長は務められないのです。

ですから、DC-3 の機長を

務めることが出来るパイロットの

ライセンスの裏面の RATING には

「DC-3」と記載されているのです。

また、航空機の総重量には関わらず、

いかなるターボジェットの飛行機を

操縦する場合も RATING が必要なんです。

TYPE RATING

Gross weight more than 12500 lbs.

Turbojet

TYPE RATING

:型式の格付け

Gross weight more than 12500 lbs.

:総重量 12500 ポンド以上

Turbojet

:ターボジェット機

はい。以上のことを押さえておけば

プライベートパイロットの

筆記テスト対策としては大丈夫だと思います。

<まとめ>

Certification of Airmen (飛行士の認証)

操縦士資格のカテゴリーは4つ

1 Airplane

(飛行機)

2 Rotorcraft

(ヘリコプター・ジャイロプレーン)

3 Glider

(グライダー)

4 Lighter-than-air

(飛行船・熱気球)

飛行機のクラス

Single-engine land

(陸上単発機)

◎Single-engine sea

(水上単発機)

◎Multi-engine land

(陸上多発機)

◎Multi-engine sea

(水上多発機)

型式

◎TYPES

 (型式)

◎MAKE

 (製造者/社)

◎MODEL

 (型・様式)

例)セスナ172 など

RATING が必要となる場合

◎Gross weight more than 12500 lbs.

 (総重量 12500 ポンド以上)

◎Turbojet

 (ターボジェット機)

はい。ということで、

練習問題にトライしてみましょう!

・・・・・・・・・・・・・・・

Q1  :  With respect to the certification of airmen, which is a category of aircraft?

 

A  :  Gyroplane, helicopter, airship, Free balloon.

B  :  Airplane, rotorcraft, glider, lighter-than-air.

C  :  Single-engine land and sea, multi-engine land and sea.

With respect to the certification of airmen,

:に関して 飛行士の認証

which is a category of aircraft?

:どれが カテゴリーですか 航空機の

Gyroplane, helicopter, airship, Free balloon.

:ジャイロプレーン、ヘリコプター、飛行船、気球

Airplane, rotorcraft, glider, lighter-than-air.

:飛行機、回転翼機、グライダー、空気より軽い

Single-engine land and sea, multi-engine land and sea.

:単発機 陸上と水上、多発機 陸上と水上

自力で回答してから音声を聞いてください。

・・・・・・・・・・・・・・・

Q2  :  With respect to the certification of airmen, which is a class of aircraft?

 

A  :  airplane, rotorcraft, glider, lighter-than-air.

B  :  single-engine land and sea, multi-engine land and sea.

C  :  lighter-than-air, airship, hot air balloon, gas balloon.

With respect to the certification of airmen,

:に関して 飛行士の認証

which is a class of aircraft?

:どれが クラスですか 航空機の

Airplane, rotorcraft, glider, lighter-than-air.

:飛行機、回転翼機、グライダー、空気より軽い

Single-engine land and sea, multi-engine land and sea.

:単発機 陸上と水上、多発機 陸上と水上

Lighter-than-air, airship, hot air balloon, gas balloon.

:空気より軽い、飛行船、熱気球、ガス気球

自力で回答してから音声を聞いてください。

・・・・・・・・・・・・・・・

Q3  :  The pilot in command is required to hold a type rating in which aircraft?

 

A  :  Aircraft operated under an authorization issued to by the administrator.

B  :  Aircraft having a gross weight of more than 12,500 pounds.

C  :  Aircraft involved in ferry flights, training flights, or test flights.

The pilot in command is required to hold a type rating

:機長は 必要とされる 持つこと 型式の格付けを

in which aircraft?

:どの航空機で

Aircraft operated under an authorization issued to by the administrator.

:運航される航空機 権限の下で 管理者による

Aircraft having a gross weight of more than 12,500 pounds.

:持っている航空機 総重量を 12,500ポンド以上

Aircraft involved in ferry flights, training flights, or test flights.

:関わる航空機 航空機自体の輸送便、訓練飛行、またはテスト飛行

自力で回答してから音声を聞いてください。

はい。どうでしたか?

航空機のカテゴリーや

クラスの分類は

感覚的に覚えられそうですよね。

それから、RATING に関しては

車の免許でいったら

大型や大型特殊のようなものです。

免許にその記載がなければ

運転できませんよね。

基本的なことさえ押さえておけば

筆記テストは大丈夫です。

引き続き頑張っていきましょう。

ということで、今回は以上となります。

今日も最後まで読んでいただいて

ありがとうございます!

ではまた!

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